そもそも媚薬とは?
媚薬、その単語だけでもムラムラしてしまいます。風俗好きの皆さんの中には、媚薬というものに興味こそあれど、イマイチどんなものなのか分からない方も多々いると思います。
まず媚薬について簡単に説明すると、一種のほれ薬のコトを指しますが、実際にそれを使って意中の女の子が男性に夢中になることはありません。より限定的かつ正確な意味に捉えると、性欲を刺激する作用がある薬剤のことを指します。
つまり血行促進やドーパミン、女性ホルモンの活性化が作用経路になり、性的興奮を覚えるようになるわけですね。媚薬の例としてマカや高麗人参などを配合した錠剤、クリームや香水などが挙げられます。
実際オンライン通販などで販売されているものは、天然かつ合法のものとそうでないものに分かれます。海外からの個人輸入の場合、日本で許可されていない成分を含有していたり、その量が日本で許容されている以上の量を含んでいる場合があり、その利用に際しては様々なトラブルが報告されています。
基本的に日本国内で栄養補助食品の範囲で販売されるような活力アップ、男性能力回復に期待できると謳われているものは、通常気休め程度またはプラセボ効果による催淫と考えられています。
媚薬を風俗で使うことはリスキー
まず結論から言ってしまうと、どんな種類の媚薬であっても、風俗女性に媚薬を使うことはおすすめできません。もちろん自己責任で自分で服用、塗布する場合は問題ありませんが、一番NGなのが風俗嬢に対して無断で利用することです。
デリヘルや箱ヘルなどに勤務している女性は、大げさに言ってしまうとお店の商品、看板を背負っているわけですね。そこで用途こそはっきりしているものの、効果効能が不正確、どんな副反応が現れるかわからない媚薬を使うことは、大きなトラブルを生みかねません。
例えば自分には効かなかった媚薬が、女性には効果てきめんで本気で感じてしまった。または流れで女性側から基盤を誘い本番をしてしまった。このような流れはしばし報告され、何事もなく楽しめたという男性もいれば、お店から連絡が来て治療費を請求されたケース。本番をしてしまった男性は、示談金の支払いの末、出禁になってしまったなどのトラブルが発生しています。
何がトラブルの焦点になるかと言うと、不確かな効能のものを利用し、体調不良を引き起こしかねないということで、これは大げさに言うと傷害罪が適応される場合もあるのです。
お客と風俗嬢の媚薬事件簿
ここでは実際にあったトラブル例を紹介していきましょう。
最近はマイショウガを持ち歩く人もいるそうですが、風俗界隈ではマイローションを持ち歩く男性は黄色信号。中には媚薬入りのローションを持ち込み、それを女性器にスリスリ刷り込むケースがしばし報告されているそうです。
実際に効果があるか否かはもちろん個人差がありますが、女性器周辺がヒリヒリしたり感覚がおかしくなってしまう女性は多く、その後の仕事に支障をきたしたということでお店に相談。お客サイドはそんな大事になると思っておらず、お店からの解決金要求にビックリ!最後は身バレを恐れ、数十万単位の金額をお店に支払ったそうです。
この手のローションやクリームを隙あらば塗り込もうとする男性は意外に多く、特にデリヘルのようなすぐに助けを呼べない派遣型風俗では、女性側も警戒心を露わにしています。
さて最悪のケースが多く報告されているのは、女性用バイアグラまたはエッチな気分にしてくれる内服薬の存在です。通常訳の分からない薬を手渡され、カジュアルに服薬する女性は多くありませんが、中には強制的に、または飲み物に混ぜて飲ませる悪質な輩がいるのも事実。
このパターンではより重篤な副反応が生じる場合が多く、鼓動が早くなり呼吸困難に陥ったり、容量を間違えて心臓に負担をかけて腹上死などの可能性も……。
素人である私達は媚薬と謳われるものにどんな成分が含まれ、そのリスクはどの程度なのか判断しにくく、小売店で購入したものでも元を辿れば海外輸入製品であり、日本人向けの含有成分を基に作られていない媚薬である可能性は十分考えられます。
全ての使用者に嘔吐、めまい、頭痛または失神などの反応が見られるわけではないですが、実際風俗店ではお客の媚薬使用によるトラブルが多いということは肝に銘じておくべきです。