外国人が利用できるか否かはお店次第
「外国人でも何でもOK」という風俗店と、「外国人の利用は原則禁止」の風俗店に別れており、前者の方が数は少ないでしょう。
しかし、外国人の利用を禁止しているお店にも大きく二つの種類に別れ、まずは日本国籍者以外は原則排除のところ、そして「日本語での意思疎通ができない者」のみを拒否しているところがあります。実際は後者のパターンが非常に多く、結論としてお店、キャスト陣と円滑なコミュニケーションができるか否かが外国人のデリヘル利用の分かれ目になってくるのです。
という訳で日本語を学びに来ている留学生や既に日本で就労している、ある程度日本語が分かる外国人男性のデリヘル利用はそれなりに門戸が開かれています。
そもそもなぜ外国人利用が不可のお店が多いのか?
まず外国人排除の理由として考えられるのは上記でお話したコミュニケーションが難しいこと。英語圏の男性だとしても、そもそもキャストがある程度英語を話せなければ、心のこもったサービスもしにくくなりますよね?
そして日本語が分からないがゆえにそのシステムを理解していなかったり、支払い方法で揉めたり……。そんな問題点が予想される為、外国人客の利用に前向きになれないのでしょう。
また忘れてならないのが、「性風俗の在り方」が日本と外国では大きな差異があることにも触れなければなりません。海外風俗を利用したことがある方は分かると思いますが、実際かなり多くの国々で挿入を伴う本番行為が可能です。
しかし日本語を理解しない外国人男性がデリヘルの遊び方を分からず、いつも通りに挿入をしようとして女の子と揉めたらどうなるでしょうか?恫喝されて無理やり入れられてしまうかもしれない、または本番が禁止なことを知らずに女の子が拒否をして支払いをしてくれないなど、大きなトラブルを芋づる式に呼び込んでしまう可能性は排除できません。
またナマが多いと言われる外国出身の男性が日本の風俗に流入することで、梅毒やHIVを含む性病感染の爆発的な増加を心配する声も多く上がります。
現段階で英語によるHP、または外国人用のマニュアルを用意しているお店もありますが、その数はまだまだ多くなく、風俗店は女の子を守る為に外国人利用に二の足を踏んでいる状態なのです。
外国人利用の今後の課題
その為、女性にとっては未知の存在である外国人客に対し、今後いかに外国人受け入れの体制とマニュアルを作っていけるのかがデリヘルを含めた風俗業界の課題になっていきそうです。国籍関係なく風俗を公平に利用できるようになれば、それこそ観光立国としての日本も大きくその存在感を示せるようになることでしょう。