身分証が必要なのはお客ではなく風俗嬢
身分証明書といえば、パスポート、運転免許証の他に、最近ではマイナンバーカードなどが挙げられます。風俗利用に身分証明書の提示を求められたことなんかない、そんな方が大半でしょう。
デリヘルを筆頭にした風俗で身分証明書が必要になるのはお客サイドではなく、基本的にそこで働くキャスト女性です。お店の従業員として登録するために必要な他、18歳以上であることを確認するために提示する必要があるというわけですね。
身分証提示を怠ったがゆえに、未成年を知らず知らずに雇ってしまった。こんな凡ミスをするデリヘル店はほぼ皆無ですが、法律に則った安心&安全な経営をするためには身分証提示が必須要項なのです。
しかし、今回のテーマはデリヘル嬢と遊ぶ際、男性側にその提出義務があるのか否かということ。実は、お店側に身分証を求められることはたびたびあるんですよ。次項ではその具体例を探っていきたいと思います。
デリヘルで身分証明書提出が必要なレアケース
まず前提として覚えておくべきことは、前述でお話した通り、お客側が身分証明書を提出する必要性はほぼないということ。
しかしながら、以下のような場合に限りデリヘル店側から運転免許証、社員証などの身分証明書提示を求められる場合もあります。なんだか怖いですよね……。気になるそのケースは以下のようなケースです。
①お店のルールを逸脱した風俗遊びをしてしまった場合
本番やNGプレイを無理やり強制したり、女の子を暴行してしまう。または無断で動画や画像を撮影したり、出来心で女性の金品等を盗んでしまった場合などです。特に多いケースは言わずもがな、円盤、基盤を含む本番行為がお店側にバレてしまうケースになります。
②お店の秩序、女の子を守るため
デリヘルはホテヘルのように対面ではないからこそ、お客の本質がなかなか見抜けないもの。女の子を守り、お店を健全に回すため、ケースバイケースでお客の身分証明書を求める場合もあります。
ただし、このケースは非常に少なく、基本的にトラブル以外で個人情報をお店サイドに開示する必要性はありません。
免許証などの個人情報を控えられる場合は、デリヘルのような派遣型風俗店では少なく、通常は箱型ヘルスやソープランドなどの店舗型風俗店に多いようです。悪質なお客の身分証明書の開示を求めることでお店の治安維持に貢献する、また見せしめという意味合いも含まれています。
身分証明書提示が引き起こすリスク
お店がお客に身分証明書の提出を求める原因はほぼ男性側にあるわけですが、さてデリヘル店に自らの個人情報を提示しても問題はないのでしょうか?
詐欺などに利用される可能性はよほどの違法デリヘルや援デリなどを除いて考えにくいです。しかし、お店側がお客の個人情報を握ることで、お客は「会社や家族にバラされるかも」、「警察に捕まるかも?」という精神的な重圧を感じ、法外な罰金を支払ってしまう可能性は捨てきれません。
自分に非があるとついつい身分証明書をお店に提示してしまいがちですが、余計な不安を抱えないためにも身分証明書の提示は避けるべきです。
デリヘルと反社の関わり合いはお客サイドからは見えにいですが、個人情報の悪用を防ぐためにも、何かトラブルがあり身分証明書を提示してしまった場合は、風俗トラブルに強い弁護士に相談することを推奨いたします。